デジカメ購入の会計終了後の思いがけない値引き

3年ほど前のことです。使っていたデジカメがだいぶ古くなったので、新しい機種への買い替えを決めました。デジタル製品を購入するときは、まずはネットで情報収集して機種を選び、価格比較サイトで最安値をチェックし、家電量販店の実店舗で購入、というのがいつもの私の買い方で、その時もしっかりお目当ての機種を決めてから新宿の某家電量販店へ向かいました。
機種は決まっているのであとは値段です。ネットで調べて来た最安値よりもあまりに高い値段が提示されていたら、もう少し安くなりませんか?と交渉するつもりでいたのですが、提示価格は最初から納得のいく安さだったので、すぐに私は購入を決め、近くにいた店員さんに会計をお願いしました。
お金を払い、紙袋に入った商品を受け取ろうとしたその時です。別の店員さんが急ぎ足でやってきて「すみません、少々お待ちください」と言うのでした。その方は会計してくれた店員さんに何かを尋ねると、もう一度私に向き直り、「すみません、お値引き致します」と言うではありませんか。
結局もう一度レジの操作をやり直し、デジカメは1割ほど安くなり、差額を返してもらいました。どうやら何かのキャンペーンで値引きをしている期間だったようですが、そんなことを全然知らない私はそのままでも充分満足してお店を後にしたはずです。わざわざレジの操作をやり直してまできちんと値引きしてくれるその姿勢に、新しいデジカメを手に入れた喜びも2倍になりました。その後もデジタル製品や家電はそのお店で買うようにしています。思いがけない値引きは、あれ以来ありませんが。